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お知らせ

【農業日誌をシステム化する】(思考その4)

畑会の山田です。

毎回、長い文章を読んでいただき感謝です^^

いよいよ、今週末がセミナーとなりました!

 

この考察もいよいよ最後の方です。

懲りずに読んでいただけると嬉しいです^^

 

さて

前回はシミュレーションの重要性を

お伝えしました。

次にそのシミュレーションを実際に

PDCAとして運用することになります。

今回は、より実践的な話になります。

PDCA

Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)

の略でこのサイクルを行うこと。

  

とはいえやることは結構シンプルです。

普段やっていることを少し変えることで

PDCAが回るようになります。

 

普段から行われていることとは

それは、農業日誌です。

(普段から書かれてない方はご検討ください^^)

 

この農業日誌をデータとして入力し蓄積し

データベースを作ります。

そして事業計画書などの目標と連動させます。

この連動する方法は畑会で無償提供します。

市販でも探せば、同じようなノウハウがありますが。

 

ここでポイントになるのは

データベース化をするということなので

手書きではなく、エクセルなどの表計算ソフトに

記入するというやり方に変わります。

 

手書きであれば、振り返るときに

一枚一枚確認する必要がありますし

見返すとしても主観が入り

正確な数字としての情報がはいりません。

 

そのため、データとして記入することで

日々の情報を自動で集約できるようになり。

知りたい情報が知る仕組ができます。

 

一般の会社だと、当たり前かもしれませんが

家族経営の農業では画期的とも言えます。

 

そして書く内容も極力少なくします。

 

日時、天候、作業時間、作業内容

収穫量、販売量(出荷量)をざっくり。

日々の所感

 

ぐらいの記載で充分です。

 

それ以外では

生産計画、作業工程表、圃場管理表、やることリスト

各種財務書類等(青色申告)、必要に応じて記入します。

これらも最低限の記載で大丈夫です。

ここらへんも普段からメモ程度でも

把握するために書かれている人は多いはず。

これもデータとして入力します。

 

農業日誌を書くというと農作物の状態などを

細かく書いていくイメージかもしれませんが

生産記録に関しては少量多品種の場合は

手間が細かすぎて費用対効果が悪いため

生産履歴を書く必要はないと考えます。

種類を少なくし、大量に作る場合のみ

生産技術に応じて記録、管理すればよいかと思います。

(果樹栽培やトマトのような水耕栽培などを行う方)

 

あくまで目標達成のための要素だけを選び

可能なかぎりシンプルにします。

 

それらの情報をデータベースとして集約し

事業計画書と連動して自動出力をさせます。

それで目標と現実のギャップの分析を行います。

 

分析したら

バリューチェーンで全体の流れを見て

どこをまず改善すべきか、どこに力を入れるべきか

意思決定や判断が可能となります。

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例えば、自動出力された資料で

生産量はあるが販売量が少ないと出たら

→販売にかかわる労働時間を増やしてみる。

→ネット販売やチラシ広告を打つなどの戦略をする。

 

利益率が高くないとでたら

→売り先の確認、直販の割合を増やす、営業の強化

 

仕事が収益に直接かかわらない比重が多いとなれば

→その作業をやめる、システム化する、委託する

 

などデータをもとにやることが明確になっていきます。

 

こういったシステムは

最近ではPCやスマホで使えるものもありますが

基本的には法人経営で使うものが主流で

家族経営にとっては余分な機能もたくさんあります。

アプリ使用料(無料は制約あり)もかかりますので

PCのエクセルで十分かと思います。

 

ただ、ほとんどの方がエクセルなどのソフトも

使われず苦手意識もあるかと思います。

実際に関わっていた農家さんでも

エクセルなどほとんど使っておらず

最初の導入には戸惑いがありました。

しかし、慣れてくれば手書きで書くことが

いかに非効率的かをわかってもらうようになり

自ら考えてもっとPCで効率的なやり方を

考えるまでになりました。

 

これは正直、年齢は関係なく

心理的な苦手意識と慣れるかどうか

だけだと思います。

もの覚えが悪い人がいたとしても

毎日の繰り返しで使えるようになる

というのが私の実感です。

 

もちろん、最初のとっかかりが

大変だと思いますので畑会では無償で相談や

システムの作成もさせていただきます。

(今も実際、やっています)

 

畑会のねらいとしては

都市農業ビジネスモデルの実績をつくるために

いろんな方の現状を知りたいと考えています。

そこで知りえた個人の営農情報は開示しません。

あくまで農業ビジネスのシステム構築が目的です。

できあがったシステムは

農業に関わる人たちに無償で提供します。

畑会がここで収益を目指すよりも

まずは都市の生産者の方が儲かってもらうことが

業界を盛り上がる第一優先だと考えるからです。

 

以上です。

 

今回は特に地味で理解しづらかったかもしれませんね。

ただ、こういった日々の積み重ねこそが

農業経営全体を支えて

大きく変えていくツールだと思っています。

 

ぜひ、この機に農業経営のシステム化を

図ってみませんか?^0^

相談に乗らさせていただきます!

 

次回は最後の稼ぐための思考法です。

まとめ的な話になりそうです^^

 

長文、読んでいただき誠に感謝します!(土下座)
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