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都市農業ビジネス考察7『稼げない理由⑤コミュニケーション不足』

今回は稼げない理由の5つ目です。

 

今回も前提として

・農家さんへの批判が目的ではありません

・強調するために少し失礼な言い方かもしれません

・すべての農家さんに当てはまるわけではありません

 

どうぞご了承ください。

 

5番目の理由ですが、それは

コミュニケーション不足

になります。

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今回は今までの

1~4のまとめ的な部分になります。

 

逆を言えば

このコミュニケーション不足が

解消できれば

ある意味では1~4の解決が

よりスムーズになります^^

 

コミュニケーションを推奨することは

主に2点の理由によります

 

①直接販売で相手のニーズを満たすため

②協力者やファンを増やすため

 

それぞれ説明します。

 

①直接販売で相手のニーズを満たすため

 

稼げない理由②で

「他者に販売をゆだねている」

でもお話をしたとおり

自ら、直接販売にも力を入れることを

お伝えしました。

コミュニケーションをとることで

相手のニーズを知り

それに応じた価値を消費者に伝える

ことが可能となり

付加価値をつけて

販売する力がつくようになります。

 

結果として

稼げない理由③の

「自分のこだわりのものを作っている」

稼げない理由④の

「生産に集中しすぎている」

という点も解消できるようになります。

 

とはいえ、この場合のコミュニケーションは

直接、消費者と話すというよりも

メールやSNS、HPでのネットのやりとりが多くなります。

 

今や時代が変わり

インターネットを通して

コミュニケーションができれば

全国、世界、どこにでも

農作物を送る事は可能となりました。

 

今回、登壇者の西田さんの野菜も

沖縄から注文から頂いています。

 

②協力者やファンを増やすため

 

この点に関しては

都市農業だからこそ

できる方法かと思います。

 

考察2で伝えたとおり

都市農業の少ないメリットとして

 

人口が多いこと

 

があります。

 

消費者が多いことは当然のことですが

一緒に手伝ってくれる

援農なのでサポーターが多いのが

実は最大のメリットと考えます。

 

都市に住む人達には

自然や緑に触れることは比較的少なく

農業を無償で取り込んでくれる市民がいます。

また大学のゼミの社会活動の一環として

単位を与えて援農をするところもあります。

 

3.11の地震以降から

経済や社会のあり方の考え方が変わり

より実質経済に近い農業や

つながりを大事にする地域コミュニティ

に関わる活動が増えてきました。

 

 

その流れと都市農業の営みは

大きな親和性があります。

 

そのため、都市で農業を営む人たちは

積極的に地域の人たちとの交流し

一緒に生産活動することも

ひとつの手だと思います。

 

事例として

東京で、ある新規就農者の方がいます。

その方は、地域の人たちとの交流を重ね

多くの援農を常に受け入れています。

一般的な農家さんと違い

いかに協力者の人たちに楽しんでもらうか考え

採れたての野菜をおすそ分けすることで

毎年1000人(重複あり)近い人が

その方の畑を訪れるようにもなっています。

 

こういった事例は稀有な方ですが

地域の人たちと交流することで

また新しい都市農業のモデルを

生み出すことが可能だと感じています。

 

私たち畑会でも

消費者の方たちと交流することで

新しい都市農業の形を模索しています。

 

【結論】

既存の農家のイメージである

職人気質のあり方よりも

直接、コミュニケーションをとり

地域の人たちに開かれた

農家を目指す事の方が

都市農業ビジネスにおいては

メリットが大きい。

 

以上が

都市農業で稼げない5つの理由でした!

 

次回からは

稼げなかった原因とは逆に

どうしたら稼げるようになるかを

『都市農業で稼ぐための5つの思考』と題し

数字的な観点から探求してみます!

 

今まで読んでいただき

ありがとうございます!^^

 

やっと半分です 笑

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