第3回勉強会「農福連携」無事終了しました!

こんにちは、山田です!
第3回勉強会無事終了しました!
今回のテーマは「農福連携」
今回もたくさんの方に参加いただきました!
  
メイン講師は、㈱グットホームの登坂さん。

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グッドホームさんは、障がい者向けの居宅介護、グループホーム、通所サービスなどの事業を行うなかで八王子で2年前から新規就農を行い野菜を使ってカフェや加工品を提供されています。
 
今回は、立ち上げまでの経緯やその苦労、運営、今後の方針、考え方についてお話をしていただきました。
ただ、今回に農福連携のテーマに関しては他の勉強会とはかなり異なり、現実の課題に焦点があたった話となりました。
 
結論を先に言うのであれば、
今回の「農福連携」の勉強会の最大の成果は
 
現状認識、課題認識、スタート地点の確認でした。
 
参加者によっては物足りない人もいたかもしれませんが、この成果は、個人的に相当大きなものだと思っています。
 
登坂さんの話を聞いていくうちに
そもそも「農福連携」は、きちんと理解されないまま話が進んでいることに気づきます。
 
昨今、「農福連携」という言葉が飛び交い、全国各地で広まっているように見えます。
ですが、あまりその実を知ることは少ないのが現状です。
 
国(厚労省農水省)は、
将来の労働力不足や予算減少をふまえ
農業と福祉の統一化を図り
「農福連携」に多くの補助金を使い始めました。
多くの介護事業所が、農福連携を取り組み始め
農福連携を収益事業として捉える事業所もあれば
農業と福祉の精神性や世界観に触れ
理想に燃えて取り組む事業所もあります。
 
そんな形で
現実の結果ベースではなく、予算や理想ベースで「農福連携」がすすんでいってるように見えます。
 
しかし現実の結果べ―スでは厳しいものでした。
実際に登坂さんがおっしゃっていましたが
 
「連携というものが、そもそもできていない。
福祉の事業所が単に農業をやっているだけ」
 
「お金がない、人材がいない、時間がない。
ないない尽くしで、続けていくのがやっと」
(「 」の内容は要旨)
 
とのこと。
 
また畑作業や利用者さんとのコミュニケーションなどの現場の心身の疲労もあるようで、いかに「農福連携」が大変であることを感じました。
 
そもそも経営的観点からみても
都市農業も福祉事業も、それぞれ単体が
お金がない、人材がない、時間がない(効率が悪い)
という難しい事業です。
 
それにも関わらず
その2つを、統合するというのは
私が知る限り、最難度の事業です。
  
農福連携の成功事例もありますが
その多くは
大きな企業の下で
大口の販路があるから
別の事業が安定しているから
などで
農福連携だけの成功事例は、ほぼ皆無に等しいです。
 
大きな事業所でさえ、赤字を出している所もある中で、小さな福祉事業所が行うには、あまりにも難しい。
そういう現実を知ることになりました。
  
 
ですが、希望がまったくないわけではありません。
 
登坂さんが話を進めていく中
現状を知った参加者の皆さんが
一緒になって考え、意見してくれたことにヒントがありました。
 
事業に資源がないのであれば
地域資源を使うべきという意見。
 
・八王子は学生の街だ。学生さんを巻き込もう。
・高齢者のボランティア組織と一緒にやれるのでは。
・行政の複数の課と連携しながら進めたら、うまくいった。
 
など。
 
しかしながら、現場に追われるため登坂さんが、地域を回って話す時間も余裕もないのも事実。
 
そのため、私たち畑会のような仲介団体が、それぞれと連携しながら提案することや市民が理解して応援できる環境づくりが必要と感じます。
 
今後の農福連携は、事業所単体ではなく
開かれた地域社会での支えが必要です。
 
厚労省も「地域包括ケアシステム」と称し
高齢社会を地域全体で支える仕組みを提唱しています。
2025年を目途に動き出すようで
そこに農福連携も入ってくるはずです。
 
ある参加者の方から
「登坂さんがやっていることは
時代の最先端のことをやっているんだよ」
 
と激励されていたのが印象的でした。
 
最も難しい、しかし長期的視点においては
福祉社会で重要な意味をもってくる「農福連携」。
 
まだまだ答えが見つかりづらいテーマですが、関心のある人たちと進んでいこうと思える貴重な勉強会でした。
 
今後の畑会の農福連携の動きとしては
勉強会よりもネットワークを通じたマッチング活動を行う予定です。
ある程度の成果が出た時点で
また共有・発信をするようにいたします。
 
どうぞ今後ともよろしくお願いします。
 
次回の第4回目の勉強会は
テーマ「農業体験の企画作り」です!^0^ぜひ!
https://www.facebook.com/events/194091411219454/
  
【補足】
勉強会で紹介した資料も共有いたします。
障がい者の方が農業で働くための具体的な方法が書かれています。
『農業分野における障害就労の手引き』
https://www.naro.affrc.go.jp/…/pr…/files/sagyoujirei_h19.pdf
『農業分野における 障害者就労マニュアル』
http://www.maff.go.jp/j/keiei/kourei/syougai/pdf/2008.pdf

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