こんにちは、畑会の山田です!
現在進めている「東京いちじくプロジェクト」
いよいよ大詰めになってきました。
前回は、いちじくで作った加工品についてお話をしましたが、今回は、新たにもう一つの商品について話してみます。
この発想はまったくありませんでした。
プロジェクトの最初の段階では、プロジェクトメンバーがそれぞれの観点からいちじくの可能性を探って意見を出し合うブレーンストーミングを行いました。
そこで今回、いちじくをいろんな視点から見てきた中で、注目したのは花言葉でした。
いちじくの花言葉は
「実りある恋」「子宝に恵まれる」
という素敵な言葉でした。
そして
主に販売していきたい層として20代後半から30代の女性であることが重なり、その世代にあった世界観とアイデアが生まれました。
それが
『実りくじ』
花言葉の持つ世界観を「おみくじ」という願いに乗せて、いちじくの枝に結び付けて販売をします。
もちろん、枝も商品価値があります。
いちじくの枝は、生命力が高く挿し木で増えていきます。
プランターで育成でき、初心者の方でも可能です。
自ら育て、いちじくを実らすことで願いが叶う(実らす)というジンクスを兼ねています。
普通、農業生産物の商品開発といったら、いかにおいしい、おしゃれ、健康効果、ストーリーなどの切り口でしたがコンセプトを中心とした商品が生まれるとは想像もしていませんでした。
また、このコンセプトが、いちじくの性質や対象の女性の方にとっても相性がよく、とてもしっくりしました。
さらに言えば、コンセプトをベースに別の商品やサービスも展開できることも見えてきました。
詳細については、いずれまた話できればと思いますが、ただ一つ言えることは、生産者や畑会のメンバーだけで考えていたら、こういった商品は、でてこなかったなと確信します。
自分の想像を超える、まったく知らない未知のアイデアが生まれる。
それが、こういった異業種間でのプロジェクトの魅力だと思います。
もし同じように農作物の商品開発で迷っていましたら、いろんな分野を超えて意見交換することをオススメします^^
新しい可能性が生まれるかもしれません。
今回の「実りくじ」を実際に見てみたい方は、3月1日、新宿のルミネアグリマルシェにて遊びに来てください!
とても面白いものみれると思います^^